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就業規則の作成 ステップ2

方向のイメージ

 

作成目的を決める

就業規則を作る際に

・なぜ、この就業規則を作るのか?

・何のために私たちの会社が存在しているのか?

これが抜け落ちてしまうと、従業員はどこに向かってよいのかわかりません。

このステップは、経営者と従業員がベクトルを合わせ同じ方向に向かうため に行います。

いかに、労使が共通して夢中になれる命題を見つけ、示してあげることです。

個々の力が優れた会社でも、この労使のベクトルが一致していなければ、みんなが自分のためにしか仕事ができなくなってしまします。
そうなれば、昇進のため、給与をもっともらうためということが目的となって、会社が本当に実現させたかった夢や目標に近づくことができません。

それでは、労使のベクトルが一致しない原因はどこにあるでしょうか?

それは様々な要因が考えられますが、経営者が従業員について会社を経営する上での道具のように考えてしまっているからではないでしょうか?

人を事業の道具を考えてしまえば、けがや病気になって働けなくなった従業員がいれば、代わりの人で補充しなければと思うことでしょう。

しかし、休んでいる本人は

「自分はもう必要ないのではないか?」と思うのではないでしょうか?

もし、そこで
「あなたがいない間、みんなで何とか頑張るから、良くなって必ず戻ってきてくれよ」
というメッセージを伝えることができれば、

きっと、
「みんなに迷惑をかけないように早く治して戻って来よう」
と考えるのではないでしょうか?

このように、従業員を本当の家族のように考えれば、道具ではなくかけがえのない人としてとらえることができると思います。

これから就業規則を作成するにあたって、基本となる考えとなりますので、じっくり時間をかけて経営者、従業員がともに進むことのできるような「目的」を考えてみてください。